19年前の平成7年4月から、
「製造年月日」から「消費期限」または「賞味期限」に切り替わった。
消費者向けには、
「製造や流通技術の進歩で食品の日持ちがよくなり、品質保持の期限
そのものを示した方が消費者に有益だとの考え方から」
となっています。
既に19年の歳月が過ぎているので、それが真実に聞こえます。
今では、もうその時代の背景はみな知る由もなしですが、
店主の聞いたところによると実は、外圧で製造年月日表示から
賞味期限表示に切り替わったのが本当らしいそうです。
当時は、日本の貿易黒字が問題となり、海外から多くのものを
輸入しろと外圧がかかっていました。
欧米から食品を日本に輸出しようとした時に遠く海外から船で
渡ってくると製造日から何日もたち日本の消費者が、
輸入品は古いと判断をして買ってくれない、、、
これは輸出障害でハンディーがあると!
日本政府にクレームが出たそうです。
輸入食材の日付のハンディーを解決するために
裏の事情でできた消費期限、賞味期限表示です。
日本の行政は、外圧に弱い結果です。
(金ごま社長は、外圧よりおっ家内の内圧の方に弱いのですが)
60%を海外から食材や食品を輸入して
その30%を廃棄している日本の食生活の実際、、、
食品業界、流通業界で食品ロスの改善策が講じられています。
ここで
基本的な消費期限と賞味期限の意味と違いを再確認してください。
すべての加工食品には、食品の特性に応じて、
「消費期限」又は「賞味期限」のどちらかを表示する義務があります。
「消費期限」と「賞味期限」は食品によって使いわけられています。
・消費期限は、品質が劣化しやすく、
製造日を含めておおむね5日以内で品質が急速に劣化する食品の期限表示に使用します。
期限が過ぎたら食べない方がよい。
・賞味期期は、品質の劣化が比較的遅くてある程度の期間は保存がきく食品に使用します。
期限を過ぎても一般的には食べられるが、自己責任で判断して食べる必要があります。
賞味期限の表示方法は、
3カ月を超えるものは年月で表示し、
3カ月以内のものは年月日で表示が基本ルールです。
実際には、製造年月日と賞味期限を併記してある商品や、
3カ月を超えるものであっても賞味期限の年月日を表示するメーカーもあります。
特に大手メーカーの商品に見ることができました。
流通業界の販売・卸で決められた流通期限対策のために年月日で出荷したほうが
返品につながりにくいという判断がありました。
しかし、いっこうに返品問題改善されないことや消費者の賞味期限の誤解による
家庭内での食品の廃棄ロスが多く発生していることも否めません。
極端な例では、缶詰などでも賞味期限の年月日の当日の24時を過ぎると
食べられないと判断されるお客様もあるようです。
根本的に食品ロスを考えようと最近、大手の小売店や問屋とメーカーが
三位一体で問題解決に取り組んでいます。
従来より賞味期限を長くすること。
年月日まで表示している賞味期限表示を年月表示に改める動きが出ています。
歓迎すべき動きですが、最初からそうするべきだったと思います。
お客様からフリーダイヤルでこんなご意見を頂戴したことがあります。
そちらの商品は、賞味期限が年月で「日」が抜けているのは問題だ!
お言葉ですが弊社はルール通りの表示をさせていただいています。
その返事でお客様が、感情的なられてしまいました。
そんなことはない、大手の商品はそうなっている!
自分の知っている限り全ての商品が年月日表示になっているはずだ!
恐れ入りますが、当社は法のルールに沿ってやっています。
今後もこのルールに沿っての表示をする所存です。
お前は、間違っている!お前のところの商品なんか買えるか!
といってガチャンと電話を切られてしまいました。
歳をとると少々頑固さが強くなっています。
商売人だったら、もっと他の言いようがあっただろうに後で反省していますが、
ちょっとボヤきたくなる心があるのも修業が足りないのでしょうね。
まだ、まだ、たくさんのエピソードがありますが、
今日の「大人の食育講義」を終わります。
クイズに応募されていない方は、ぜひご参加ください。
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