クイズにご応募いただいた時に「その他」の欄に
コメントを書いていただけるようになっています。
店主は、
できるだけの返事を書きたいと思っています。
せっかく質問をいただいているにもかかわらず、
全ての方にご返答ができていません。
大変申し訳なく思っています。
失礼ながら、類似の質問や同じようなモヤモヤを
かかえておれれる方も多いのではと推測しています。
今後はこのブログにて返事を書いて、
また同じようなモヤモヤをいだいている方にも
読んでいただければ幸いです。
さて、この度のモヤモヤさんです
> その他=こんにちは(^-^)
> いつもお世話になっております。
> 近所のスーパーのごま売場について、一つ疑問に思っていることがあります。
金・黒・白ごまが並んでおり、金ごまが最も価格が高いことは納得しています。
ダントツ味がいいですし、貴重なことを教えて頂いたからです。
しかし白・黒ごまを比べると、必ず白ごまの方がグラム当たりの価格が高いのはなぜなのか、
検索してみたのですが分かりません。
白の方が需要が多いのか、生産量が少ないのか…。
白・黒ごまは対等というイメージを持っておりましたので、モヤモヤします。
・胡麻(ごま)の「胡」を使った漢字に「胡散臭い」があります
・「誤魔化す」は胡麻の文字は使われていません。
店主は、ごまかすの意味は、胡麻でおいしく「胡麻化す」が正しい
使い方だと思っています。
最近、胡麻の売場でごまを見ているお客様の目を見ていると
なんとなく胡散臭いものを見るような目つきで品定めを
されていると感じています。
ごまには、産地表示をする義務は今でもありません。
数十年前は、
産地表示をしていないごまは全てが国産だと
勝手にお客様が思われていました。
最近では、産地表示をしていないごまは勝手に中国産だと
決めつけをされているお客様もあります。
当社は、産地表示があってこそ
そのごまの品質と価格の評価できるという考え方で、
お客様本位で産地表示を平成11年から実施ています。
残念、無念のことがよくあります。
ああ~~~~~~無情~~~~~~~
産地表示をすると列記とした外国産であると判定されてしまいます。
百貨店でもあろうとこで、
トルコ産(外国産)のごまを売るなんて!
返品したい! とよくフリーダイヤルがかかってきました。
今でも催事販売では、お客さまとは直接接客します。
商品を裏がえして、このごまは外国産!?
国産は無いの!
お客様、お客様、、お言葉ですが、、、
金ごまはトルコ産が一番ですよ!
白ごまは白ごまの中では、グァテマラ産が一番ですよ!
無駄な抵抗です、、、、、、、、、、
聞く耳はどこかにしまってあります。
ごまは、日本古来の作物だと信じて疑っておられません。
だって私の子供の頃は、毎年ごまを植えていたもの、、、、、、、
しからば、ごまの花はご存知でしょうが、
最近ごまの花を見たことがありますか?
ごまは収穫後も結構手間がかかります。
1反当たりの収量・収益もお米などと比較しても
低いために国内で栽培する農家は限りなくゼロに近づきました。
ここ数年、
国産志向のお客様が増えているということで、
メーカーが高く買い取ることで生産農家が増えてきました。
安全・安心をお求めになる心理は分かりますが、
国産は善、外国産は悪! の短絡的発想を何とかして
してほしいといつも店主は悩んでします。
福島の風評被害の農家の方の心情はいたいように分かります。
どんな説明をすると理解をしていただけるか苦心しています。
コーヒー豆の世界は、
国柄によって味が違うし、販売価格も違いがあります。
焙煎方法によっても香りが違います。
人気のお店や品質を屋号やブランドで評価をします。
コーヒー豆のことを説明すると、
何とか心を開いていただけるお客様もあります。
何とか、こんな機会を借りてお客様のご理解をいただきたい
と考えています。
ごまは、胡麻の種類で原料価格に違いがあります。
また、品質や産地によっても原料価格に差があります。
用途別には、
ごま油の搾油用原料と食用ごまがあります。
もちろん搾油用は、
見栄えや品質、ごまの味を追求する必要はありません。
ごま油の含有量や価格が優先されます。
ごま油屋さんは、
ここ数年搾油用原料ごまが世界中で不足して
やむなく食用ごまを確保して搾油に回したことがあります
裏を返せば、
価格的にきついが、
ぎりぎり搾油に回せる食用ごまがあるということです。
そのごまは、決して黒ごまや金ごまではありません。
まとめていうと
黒ごまや金ごまはある程度、相場が高いが、
白ごまは、ピンからキリまであるということです。
需要とバランスで相場は決まります
Q:白ごま・黒ごま・金ごまの生産量?
A:白ごま>黒ごま>金ごま
Q:白ごま・黒ごま・金ごまの主な産地?
A:白ごま=東南アジア、アフリカ、中南米
黒ごま=東南アジアだけ
金ごま=地中海沿岸国
Q:白ごま・黒ごま・金ごまの価格は?
A:白ごま<黒ごま<金ごま
白ごまはピンからキリまでといいましたが、
ピンのグァテマラ産は、金ごまに近い原料になります
<過去にあった胡散臭い話>
ある国で、安い白ごまを黒く染めて、
白ごまを黒ごまに誤魔化せて流通させた事件がありました。
水につけて化けの皮がはがれて黒ごまが白くなったそうです。
話しがそれて、
かえってモヤモヤが増したと
いわれるかも知れませんがさらに複雑なことを話します。
価格は需給と供給で相場が決まります。
また、流通のコストカットによっても売価をコントロールできます。
(例えば、PB商品)
一般的な原料相場で絶対価格が決まります
・白ごま=黒ごまの場合もあります
・白ごま<黒ごま、白ごま>黒ごまの場合もあります
・金ごまは、白ごま、黒ごまより絶対に高いのは常識です
※ごまは同一種類でも産地によって価格が変わります
ごまは、加工の具合で価格が決まります
洗いごま=いりごま <すりごま <ねりごま
しかしながら、
店頭の商品は実際には、
そんなの関係ない! そんなの関係ない!
そんなの関係なくプライシングされていると思います。
ごまを売っているのか、パッケージを売っているのか?
豪華な入れ物入った商品があります。
まだまだ何倍も入りそうな少量大パッケージの袋もあります。
先ずは、外見に騙されないことです。
今度、ごま売場に出かける時は、
電卓を持ってお出かけください。
g当たり(ユニット価格)の比較をしてみてください。
残念ながらごまの世界は、
g当たりの評価だけでは味や品質と価格の評価できません。
白ごま>黒ごま>金ごまの序列が
白ごま><黒ごま><金ごまが乱れているのは、
産地や品質にこだわりなく、特売や同業者の競争が激しくなっているか、
力まかせのバイイングが通っていると思われます。
はっきり言って、
ごまは少々贅沢をしてください。
安かろう、まずかろうのごまでなく、
安全・安心ブランドのごまを選んでくだい。
金ごま本舗は、信頼のおけるお店で
信頼のブランドとパッケージの浸透を図っています。
・ホワイトパッケージ:百貨店、高質スパーで販売
・ゴールドパッケージ:こだわりのスーパー、質販店で販売
・グリーンパッケージ:高品質なごまをお買い求め易い価格にした商品
・有機マークの有機ごま:安全・安心をお求めになるお店
いずれも適正価格を求めたプライシングをしています。
口幅ったいことですが、
当社の商品のユニット価格を基準に判断していただければ、
モヤモヤは解消できるはずです。