し合わせごま物語

第2話を始めさせていただきます。
第1話をすでにお読みの方は、
スクロールして第2話の入り口までおすすみください。
今回のお題目「し合わせごま物語」も長~い話になりそうです。
おつき愛をいただくためには、寛大な心と辛抱必要です。
その覚悟がない方は、どうぞ遠慮なく応募入口におすすみください。
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【幸せ/仕合せ/倖せ】
(1)めぐりあわせがよい・こと(さま)。幸運。幸福。
(2)めぐりあわせ。運命。
(3)ことの次第。始末。

運命のごま物語の始まりです

ちょっと昔の話です
ある大手の食品会社を脱サラをした男がいました。

少し、その男の自慢話のようにもなりますが、
これを語らないと、、、、、、、
幸せごま(し合わせごま)にたどり着けません。
ちょっとだけ辛抱して聞いてください。

~日本の食文化編~

食の洋風化が進む中、
2大食品業界がどんどん成長をしていきました。

ひとつはパン業界です。
それを追いかけるように成長したのがハム・ソーセージ業界です。

魚が食べられず、肉が好きな子供でした。
子供のごろは、お肉は大変贅沢な食べ物でした。
日本人はこれからおおいに肉を食べるようになる!
(自分が食べたい!)
牧場経営を夢みていました。

いろいろとありましたが、
結局、ハム・ソーセージを扱う食品会社に就職しました。

話べたで、算盤が苦手な営業マンでした。
たんぱく質が足りないよ!
腕白でもたくましく育って欲しい!
こんなテレビCMが流れていました。

ルートセールスという仕事で、
直接、お得意先を一軒、一軒定期的に回る仕事です。
コツコツ、コツコツもれなくお得意先を訪問しました。

月曜日の11時の男、火曜日の3時の男と印象づけると、
競合他社から仕入れないで待っていてくれるのです。
あっという間に先輩の営業実績を抜いて
営業所では、トップセールスになっていました。
入社1年後には、スーパー担当を命じられました。
先輩からなぜそんなに売れるのかと不思議がられていました。

この会社は、ハム・ソーセージ以外に
いろんな食品の製造や仕入れ販売をしていました。
言い換えれば、
ナイフとフォークで食べる洋風食材以外に
箸で食べる食品も販売をしていました。

先輩は、ハム・ソーセージを中心販売していました。
その男は、
会社が取り扱う商品のすべて販売することをモットーとしていました。
その差が成績に表れました。

ライスですか? パンですか?
と聞かれる食事の際には、
当然、ナイフとフォークが用意されています。
今なら言える「箸をいただけますか?」
(昔は、ちょっと言いにくい環境がありました)

この話の続きに興味がない方は、
クイズへの応募:はこちらを開けごま!
して応募だけはしておいてください。

営業所の所長職を3年待たずに拝命しました。
その後、業績不振の営業所を3カ所回り1年で立て直しました。
今でいうⅤ字回復です。

こんなに目立つとだれも社内でほっておきません。
本社営業部の辞令をもらいました。
本社に着任して辞令の配属部署で自分の席を訪ねると
丸テーブルのある会議室に誘導されました。
ここが、おれの席?
間もなくして営業部の次長が入ってきました。
着任ご苦労さん!実は次の辞令が出ているからこれを渡す。
どこかのテレビで見るような話です。

次の辞令は、敵味方といわれる本社生産部への転籍辞令です。
まさにだまし討ちです。

長年思っていたことがありました。
今さら文句を言っても始まらない空気が漂っていました。
君は、最初から生産部への辞令を渡すと拒否するだろうと、
営業・生産部の役員が作戦をくんだそうです。

入社1年後でした
食品業界で世紀の回収命令と発売禁止命令が国から出ました。
ハムソーセージだけでなく、
ちくわやてんぷら、とうふにも使われていました。
史上最強の殺菌剤であり、合成保存料といわれた「AF2」
を使った食品は全て回収廃棄をしました。
発がん性が疑われて現在は使用が禁止されていますが、
工場関係者に聞いた話ですが、、
AF2を傷口につけると絶対に化膿しなかったそうです。
コールドチェーン(低温物流の温度管理システム)が
発達していない、当時は画期的な保存料でした。
チルド保存が必要な食品が、
常温でもなかなか腐らないのでメーカーにとっては、
とってもありがた~い魔法の薬でした。

もともと自然主義の男は、
入社以来、密かに思うことがありました。
当時は、平気で使われていた着色料、合成保存料、添加物を
使わないか、使うなら必要最小限の使用にしてみたい。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
生産部に配属の辞令は宿命を感じました。

たんたんと作戦をねり、
ついに一部の商品は、合成保存料無添加にこぎつけました。
その後、添加物を減らす方向に会社全体が動いていきました。
無菌の充填室やレトルト殺菌釜の導入など会社が動きました。
聞いているとその男が、そんな施設をつくったように聞こえますが、
つくったのは、大工さんであり設備部の連中です。

人の自慢話は、あまり聞きたくないのは心情です。
そろそろ、話題を変えるか、
ここらで終わって欲しいと思っていませんか?

それでは、ご期待に沿って一旦休憩に入ります。
休憩に入るまでにクイズの応募を忘れずにしておいてください。

すみません長~い話は、まだ続きがあります。
し合わせごま物語を新たに書きましたらメルマガで
ご案内しますのでよろしくお願いします。

クイズへの応募:はこちらを開けごま! です

第2話の入り口

第2話 「添加物、保存料編」

筆者は、若い時にアメリカのディズニーランドに行ったことがあります。
スペースマウンテンというマシンの行列に並びました。
まさかその行列の先にジェットコースターあるとも知らずです。
目の前にガガーと入ってきたマシンを見てとっさに
逃げ道を探しましたがありません。
後ろを見ると長蛇の列ですから逆走も困難です。
選択肢は、乗車するしかありません。
ジェットコースターの怖さは、先が見えなくて突然恐怖が襲ってくることです。
金ごま社長のごま談義の恐怖は、ついつい脇道に入って本筋に戻れないことです。
先が見えない話は、つき愛切れないですね。
一先ず、目次を立ててみましたが突然の変更や打ち切りもありうるので
寛大な心でご容赦をお願い申しあげます。
第1話 「日本の食文化編」
第2話 「添加物、保存料編」
第3話 「人の不幸は蜜の味」
第4話 「運命の出会い」
第5話 「し合わせのごま/幸せの金ごま」

それでは、第2話の本題に入ります。

現在、日本では、約1500の添加物認められています。
用途別に、殺菌防腐剤、酸化防止剤、品質改良剤、増粘安定剤、乳化剤、発色剤、
保存料、酸味料、甘味料、着色料、調味料、香料、香辛料等で使用されています。

その添加物の摂取量は、
国民一人当たり1日11g、年間約4kgとなります。

消費者にとっては、これらの物質は、
決して体にとってやさしいものであったり、
薬になるようなものではありません。
逆に大量に摂ると百薬の長といわれるお酒同様に体にとっては毒です。
これらの毒を解毒してくれるのが解毒工場の肝臓です。

働き者の肝臓ですが、
アルコールや食品添加物さらに病院でいただくお薬も
時には毒となり、能力以上の仕事させられることがあります。
たくさんのお酒を飲み続けたり、慢性的に食品添加物を摂り続けたり、
体に合わない薬を摂取した時に肝臓はオーバーワークとなり、
体がしんどくなったり、肝臓障害を起こします。
肝機能の検査では、異常数字が出ます。

添加物の効能
・殺菌、防カビで食中毒を防ぎ、製品の劣化を遅れさせる。
・品質の改良(食品会社の利益改良も含む)。
・見栄えを良くして購買の促進に役立つ。

農業、漁業の資源は食材として料理として家庭内で加工されていました。
家庭内料理が家庭外で調理加工され食品工業化が進みました。
販売先も村とか町内で消費される地産地消の範囲でしたが、
経済や配送システムの発展とともに広域流通されるようになりました。
食品産業の発展に寄与し、貢献したのが添加物です。
戦後の高度成長の2大食品産業は、パンとハムソーセージです。
パンは空気商売で、ハムソーセージは水商売といわれています。

パン業界は、空気で嵩高(かさだか)をとり、おいしそうに見栄えを
よくして売れるようにする技術開発で成長しました。
ハムソーセージは、ただの同然の水を製品に加えて、
いかに量目を増やせる技術を確立することで成長をしました。

その技術は、添加物なくしてできません。
広域流通を現実化するためには、保存料と
流通システムの構築なくして実現が不可能でした。

世の中は、どんどん添加物が開発されて、
食品会社は、大量に売れるための商品づくり、
歩留まりが向上したり、安い原料を使い原価を下げて
利益が上がることを優先しています。

流通関係も利益、利益、条件、条件とメーカーに迫ります。

メーカーとしては、仕切り価格を下げると利益が無くなります。
利益を確保するためには、より安い原料を使い、天然系のものより
より安い甘味料、化学調味料、増粘多糖類を使ってコストダウン
が図れます。

確かに安全性は、担保されていることになっていますが、
特に加工品をよく食べる人は、色んな加工食品と一緒に
添加物を体内に取り入れることになります。

私は、スーパーでお客様の買い物かごをのぞき見ることがあります。
ラーメン・カップめんを買う人の買い物かごには、
野采、果物はほとんど入っていません。

お菓子やスナックが山ほど一緒に入っています。

そういう人は、よくコンビニ弁当やおにぎり、
菓子パンを買うのがパターンです。
てんこ盛りの添加物食品生活です。

お母さんが、握ってくれるおにぎりには添加物が入っていません。
コンビニのおにぎりは、おまけで添加物が黙っていてももれなくついています。

原稿を書いているとちょこちょこ邪魔がはいります。
仕方ないことです。。。。
申し訳ありませんが、勝手ながらここで中断をさせていただきます。
一先ず、クイズの応募をされていない方は、
ぜひクイズの扉を開けてご応募の手続きをお願いします。
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続きの話は、以下の話に関連した話題を取り上げる予定です。
心当たりのある人は、こそっとお読みください。
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