これからの金ごまの市場

金ごまの原料事情はかつてない厳しい状態です

金ごまの主な生産地は、「トルコ」と「エジプト」です
ご存知のとおりエジプトは内戦状態が続いています
栽培はしているはずですが、港に運び出すことができないそうです
買い付けにも行けないことで金ごまの絶対量が減っています

当社の金ごまは、トルコ産に限定をしています
そのトルコも金ごまの栽培作付け面積が数年下がり続けています
さらに最近は、トルコ国内の金ごま需要が伸びています

主な生産国の絶対量が激減した今年の原料価格は高騰しています
ところが、店頭価格はいっこうに上がっていません
これは各業者が、いわゆる企業努力をしている結果です
企業努力いうとかっこいい話ですが、実は、企業間競争が激しくて
真っ先に自らの値上げができず、他社の値上げの動向を見をみているからです

やっとここに至って最大手のごま屋さんが、
重量変更と価格改定に踏み切りました

横綱級の大手メーカーに対して大それたいい方ですが、
敵ながら天晴な作戦です

消費税を見越してのプライシングであり、
競合他社を寄せ付けない、
あるいは競合他社の頭を押さえるような価格設定です

その企業とまともにぶつかる会社は、
正直大変だと思います

高級品だといわれていた金ごまですが、
金ごまもピンキリといわれるように安い金ごまもあります
どうしてそんなに安く売れるのだろうかと疑問を呈していました

金ごま原料が上がり続けると
最近金ごまを取り扱いを始めた業者や安売りをしてきた業者は、
市場に残れないのではないかと勝手な予想をしています

最近は、
金ごまを使った調味料や加工品の新製品の登場もなくなりました
原料が高くなり、金ごまが使えなくなっているからでしょう、、、、、、、、、、

これから金ごまの市場は戦国時代です
生き残るにはどうしたらいいか、命がけの戦いが始まっています

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