緊急提言「豆苗と金ごまの相思相愛論」

金ごま社長は以前から、ごまの消費動向を研究していました。
ごまは、いろんな和洋中の料理に使われていますが、
家庭での一番消費量の多い用途が、
「ほうれん草のごま和え」だと断定しています。
会社は「報連相」が大事ですが、
ごま屋は、「ほうれん草」がとっても大事です。

その証拠に、ほうれん草の旬は冬季です。
旬の時期は、冬の寒さに耐えるために糖度もましておいしくなります。
冬の野菜ですからこの時期は生産量も増えてきます。

金ごま社長は、買い物かごマーケティング調査をしています。
大変いやらしいことですが、百貨店やスーパーでお買い物をされる、
お客様の買い物かごを覗き見るのです。
カップめんをたくさん買っている人の買い物かごには、
野菜がほとんど入っていません。
その代り、スナック菓子と飲料がたくさん入っています。
お肉屋、お魚がたくさん入っている買い物かごには、
野菜や果物の他調味料系もいろいろと入っています。

ほうれん草が超特価で販売されている時は、
乾物売り場のごまがたくさん売れ切れ状態になります。
ほうれん草ごま和えが、
多くの日本人に愛されているかが分かる現象です。

これまで、
金ごま社長は「ほうれん草と金ごまの相思相愛論」を唱えていました。

ところが、2002年3月16日民間団体が、中国産冷凍ほうれん草から
基準値を超える農薬クロルピリホスを検出したと報道があって以来、
冷凍ほうれん草が、スーパーの冷凍食品売り場から消えてしまいました。
中国からの輸入もストップして業務用の冷凍ほうれん草も入手できなくなりました。

ほうれん草の需要は年中ありますが、栽培はほとんどが冬場になります。
夏には、高冷地での栽培される高価なほうれん草になります。
その端境期の時期には、冷凍ほうれん草が活躍していましたが、
需給バランスをとることができなくなりました。

思い出してください!
10年前にほうれん草をいくらで買っていましたか?
百貨店は、200円以下、スーパーでは100円前後でした。
特売では、78円と98円で売られていました。
今では、百貨店は250円~350円位の価格がついています。
スーパーでは128円~198円位の価格ですが、
これ以上の価格をつけたら売れないので、限界価格にしていると思います。

今では、百貨店は250円~350円位の価格がついています。
スーパーでは128円~198円位の価格ですが、
これ以上の価格をつけたら売れないので、限界価格にしていると思います。

諸般の事情でほうれん草は「高値の葉」に出世をしました。
世の中うまいもんで、ほうれん草が高けりゃ! 小松菜があるぜ!
ほうれん草が高くても小松菜の相場は低くなっていました。
ところが、数年前から小松菜もだんだんと値があがり、
ほうれん草の価格に連動してきました。

ほうれん草が売れるとごまが売れる! (ほうれん草と金ごまの相思相愛論)
の定説は完全に否定される状態になってしまいました。

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次回の話は、本題の「豆苗と金ごまの相思相愛論」です。

それまでに下記の記事を読んで自習をしておいてください。
ほうれん草と栄養(ウィキペディア)
小松菜と栄養(ウィキペディア)
豆苗と栄養(ウィキペディア)
ごまと栄養(ウィキペディア)

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