安いものの価値と高いものの価値

安いものの価値を評価する
高いものの価値を評価する
いずれかは、買い求めるお客様次第です

37~8年位前に香川県(うどん県)の高松に住んでいました
そのころからうどん屋さんの数は驚くほどありました
どうしてそれだけのうどん屋さんが成り立っているのか驚きました

入社してすぐに先輩と同行することになり、
その先輩が、今日の昼飯は俺のおごりだ!
いくら食べてもいいぞ!

えらい太っ腹の先輩だなと思いながら楽しみにしていました

立ち寄ったのは、セルフのうどん屋さんでした
いっぱい50円位(学食に近い価格)だったと思います

それから、うどん屋さんめぐりが始まりました
1杯500円のうどん屋さんもありました

全てのうどん屋さんが成り立つのは、
多くのうどんを食べる人がいることが全てですが、
安いうどん屋さんにも店構えや内装や原料やだしにこだわり
提供する価格も高いうどん屋さんにも支持がることだと
説明を受けたことがります

安いうどんには満足できないお客様もあります
お客様をおもてなしをするときにそこそこの雰囲気も必要です

安いうどんに国産小麦粉を使うこともあり得ない話ですが、
うどん粉の原材料産地の表示はありません

安いもの価値と高いものの価値

最近外食業界で表示偽装が問題になっています
高いものの付加価値をアピールしながら実際と違えば当然偽装です

アピールしなければ偽装になりませんが、
価格がとれません

それなら豪華な雰囲気のレストランにして
上等な器を使い、抜群のタイミングで給仕をしてくれる
そのおもてなしを受けると、
心理としてお客様もその料理の素材や産地を知りたがります

無言で給仕しながら、「それは秘密です」といわれたレストランはありません
ウエイトレスが覚えたての説明をフム、フムと聞いて舌鼓を打ちます

ごまの世界でいうと
パッケージと価格主義です

売価は、
100円以下、150円以下、200円以下、250円以下、300円以下、350円以下、、、、、

ユニット(グラム単位)の比較ではありません
売価評価です

どこまでが安い? この価格帯になれば高級なごま!
それは、お客様の懐具合で決まるのでしょうか?

原料産地ごとの産地評価はされていません
(ほとんどの商品には、産地表示がありませんから)

ごまは、白、黒、金ごまで原料価格が違います
白ごまはピンからキリまで幅広い価格があります

正しい評価をお客様は出来ない環境にあります

それでは、メーカーとして付加価値を付ける手段として、
パッケージ戦略があります

豪華なアルミパッケージやデザインなどで
見た目に豪華で高級感を持たせる方法です

逆の方法もありました
地方の物産売場でビニール袋に中国産のごまを200g位に詰めて
表示も何もしないで売っていました
(当時は、中国さんが安くたくさん輸入されていましたが、
今では中国からはあまり輸入されていません)

お客様は勝手に地元でとれるごまだと勘違いしていました

慎重なお客様は、「これ国産?」と聞かれます
その時、ハイと返事が返ってきましすが、
そのハイは、お客様に呼ばれたハイであって、
国産か?に対してイエスとは言っていない!

こんな笑い話を聞いたことがあります

大変、おこがましいいい方で恐縮ですが、
消費者の方ももう少しいろんな勉強をしていただき
批判的な目で見たり、疑って物を見ることも必要なだと思えます

いろんな裏話を方は、
こちらを開けゴマ!

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