12月のごま談義再開です

金ごま本舗の金ごまを食べる人を「金ごま美人」と呼びます。
金ごま本舗の金ごまで料理を作る人を「金ごま味人」と呼びます。
男性も金ごまを食べると「金ごま美人」と呼びます。

お陰様で懸賞企画も9年続き109回目を迎えました。
応募者数は延べ約15万人、当選者は1万人、
即ち金ごま美人は1万人となり、今なお増加中です!

美人の条件は健康です。
ごまは英語でセサミ、ごまの栄養素の中で注目されるのは、
セサミンやビタミン類や微量ミネラルの亜鉛やセレン、
特に男性には必要な栄養素です。
少子高齢化の時代にもっと注目してよい食材です。

現代人には金ごま本舗の金ごまです。
もう一度言います! 美人の条件は健康です。
金ごま本舗の金ごまは、食べると死ぬまで生きられる保証つきです。
不摂生を避けて心穏やかに明るく楽しい生活をするのが条件です。
死ぬまで生き抜いてみたいと思っている方は、ぜひこの条件を守ってください。

ごま談義は、正直いつも思いつきで書いております。
今回も何をテーマにしようか決まらずに書き始めています。
時々寄せられる誤字、文法が違うとかお叱りを思い出しながら書いております。
「こうしたら読みやすくなる」とご指導を受けております。
失礼ながら直接のお礼がいえていませんので、
この場を借りて心より御礼を申しあげます。

今回のごま談義はごまに直接の話ではありませんが、
「賞味期限」をテーマに取り上げてみたいと思います。
また、長い話だと文句が出るかも知れませんので、
何回かに分けてお話をさせていただきます。

・ごまには産地表示をする必要がありませんが、
絶対に法的に必要なのは、「賞味期限」です。
・製造年月日は特に表記する義務はありません。
・賞味期限ができたのは消費者のためでなく外国からの輸入食品を
 売りやすくするために(いわゆる外圧)でできたこと。
ご存知でしたか?

続きの話は次回になります。
勝手ながら本日はここまでとさせていただきます。
大変申し訳ありませんが、クイズの応募とごま談義の続きを
お読みいただける方は、
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           2時限目

<<<12月のごま談義「賞味期限」の起源>>>

賞味期限表示が当たり前になっています。
以前はなかった「賞味期限」や「消費期限」表示になって、
それを一因として食品廃棄ロスが増えました。

13年前までは、製造年月日をチェックして、
次にクンクンと食べ物を嗅いで、ちょっとだけ口に入れてみて、
これは大丈夫と自己判断をして食べていました。

食べられる、食べられないの判断は、
各メーカーや業者が決めた「賞味期限」や「消費期限」が基準です。
賞味期限表示が必用ない食品(砂糖・塩)もあったりしますが
意外と賞味期限表示について詳しくご存じない方がおありです。

昔のことですが、
フリーダイヤルで電話がかかってきて、
枠外記載と書いてあるのにどこを探しても賞味期限が見つからない!
不良品だ! すぐ来い! 
どこでお買い求めらましたか?
買ってはないが、貰い物だ!
検品もしっかりしているはずでそんなことはありえないと思うが、
人のやることですから何かの間違いであればと飛んで駆けつけました。
現物を見せてもらうとちょっと袋がちょっと寸足らずになってます
よくよく事情を聞くと行きつけの喫茶店のママからもらったそうです。
今度はその喫茶店に問い合わせると、
非食品から食品の卸を始めたばかりの業者の社長からもらったそうです。
犯人がわかりました。
その社長が、納品先から返品があった商品の袋の裾に賞味期限の印字を
はさみで切り落として行きつけの喫茶店のママさんに渡したことがわかりました。

人を介して紹介がありましたが、
食品の経験がない方との取引はしませんとお断りをした経緯があります。
その後に、息子が食品業務の経験があるといわれて、
最終的に取引を開始しての問題発生です。
社長にしては、賞味期限の期日までは余裕があったが、
軽い気持ちで賞味期限を切り落としたそうです。
以前から言っている通りです。
食品を取り扱う資格はありませんので当然お取引はお断りいたしました。

その後に賞味期限改ざん事件があちこちで起こりました。
そもそも、食べ物の本質を知らない方が食品ビジネスとしてだけを
考えるから根本的な間違いを起こしてしまうのではないでしょうか?

しっかり勉強をしていきたいものです。

本講座では、「賞味期限の起源」もぜひ学習をお願いします。

ここで講座を始める前にトイレ休憩をはさみます。
トイレに行く人、そのまま帰ってこない方は、
先にここでクイズの応募しておいてください。
応募フォーム 開け胡麻! 

食品衛生法及びJAS法に基づく食品等の日付表示については、
平成7年3月までは、製造年月日表示が個別の食品に義務付けられていました。

製造年月日との関係について
(農林水産省)

平成7年4月から
以下の背景で製造年月日表示⇒賞味期限表示に変わりました。

平成13年4月から完全施行されました
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に基づく加工食品品質表示基準により、加工食品全般に期限表示(賞味期限又は消費期限)が義務付けられました。

1.食品等の製造、加工技術の進歩により、食品等の品質がいつまで
 保たれるのかが分かりにくくなっており、食品等の安全衛生確保のためには、
 製造年月日表示よりも、品質がいつまで保たれるのかという期限の情報の方が
 有用となってきたこと

2.製造年月日表示が、食品等製造業者において、過度に厳しい日付管理による
  深夜・早朝操業や返品等の原因となっていたこと

3.国際的にも、製造年月日表示を見直し、期限表示が採用されてきており、
 諸外国からも製造年月日表示を見直し、期限表示へ移行すべきとの意見が
 寄せられる等、国際規格との調和が求められていること

従来の「製造年月日」に代えて「賞味期限」又は「消費期限」のいわゆる「期限」を
表示することとなりました。

(なお、製造年月日のみを表示することは認められませんが、
必要な期限表示を適切に行った上で、消費者への情報提供として、
一括表示の枠外に任意で製造年月日を表示できることになっています。)

1.2・3の理由の説明がなされていますが、
本当の一番の理由(きっかけ)は、第3の外圧です。

当時日本の貿易黒字が世界で問題になり、
食品も海外から輸出圧力が高まりました。

しかし、海外から輸出した場合、製造日から相当の日数がかかり、
日本製品との鮮度イメージでハンディーを負ってしまう理由で、
特に貿易障害になる製造年月日でなく賞味期限表示に切り替えるように
要請があり、国内の法律を変更を余儀なくされたのです。

また、国内では、

2.製造年月日表示が、食品等製造業者において、過度に厳しい日付管理による
  深夜・早朝操業や返品等の原因となっていたこと

製造日が深夜0時に変わりますから、
深夜0時を過ぎて製造に取り掛かることで当日日付が確保できるということで
深夜や早朝に操業する食品会社が多くあり、社会問題にもなっていました

結論から言うと、
賞味期限表示は、消費者の要請から出来たものでないということです。

今でも、
「賞味期限」又は「消費期限」については、
当社の社員をはじめ、食品関係の人すら本当に
理解されている人は、少ないと思います。

当社は、原則「返品なし」を実行している会社です。

賞味期限については、前向きにとらえています。

返品なしのビジネスが食品流通の廃棄ロスを削減するための
最高で最大の手段だと思います。

また、消費者も賞味期限、消費期限の趣旨を正しい理解が広がれば
家庭内食品廃棄ロスも軽減されると思っています。

賞味期限 :おいしく食べることができる期限です。

(この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。)

定義:定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての
品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。
ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されて
いることがあるものとする。

<<<消費期限>>>

定義:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の
劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。

<賞味期限表示の方法>

3ヶ月を超えるものは年月で表示

3ヶ月以内のものは年月日で表示

<消費期限表示の方法>

年月日で表示

本日の研修は以上!

しっかり勉強しておいてください!

今度、テストに出ますよ!

ここで2時限目の講義を終了します。

一先ず クイズの応募はどうぞここでしておいてください。
応募フォーム 開け胡麻! 

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