あまりにも残酷な結果です。

先月のクイズは
「ごま製品に産地表示を表記する義務があるかどうか」というクイズでした。
正解は産地表示を表示する『義務がない』でした。

12月のクイズも産地表示にまつわる内容にしました。

産地表示をしたNB商品と産地表示のないPB商品と
お客様はどちらを選ぶかの質問でした。

正直言って、
産地表示のないPBの方が圧倒的に回転率が良い
という結論が出ています。

師も走る師走です

答えがわかればすぐに応募をしたいといわれる
お忙しい方はここで応募をしてください。
↓↓↓
クイズのページに開けごま

あまりにも残酷な結果でした。

いろんな感想をいただきありがとうございました。

正直、複雑な気持ちでいっぱいになりました。

・ごまに産地表示の義務がないことを初めて知りました。

・とにかく中国産でなければ良い。

・国産のごまを増やして欲しい。

少々誤解をされているお客様があると感じました。
3つのことに対してご理解をいただくために
項目別に少し説明をさせていただきます。

・ごまに産地表示の義務がないことを初めて知りました。

まず、ごまだけに限らず加工品で複数の原材料がある場合は、
産地表示の義務がないことを知って欲しい。

例えば、
お総菜売り場の商品の原材料のすべてに
産地表示がしてありますか?
総菜の原材料すべてに表示が書くことになれば、
対面売場の前は表示を読む人や問い合わせをする人で
ごったがやしになってしまうと想像できます。

ごま以外の食品で産地表示をしていない食品は
山ほどあります。

単一原料のごまだけに産地表示を義務図けるのは、
理不尽な話です。

この際、ごま業界の名誉にかけて申し訳をしておきます。
ごまの業界の組合でも対応を討議しています。
また、すでに産地表示をするための準備をしている会社もあります。
金ごまは、
金ごま本舗に追随して表示をしているメーカーがあります。

しかし、絶対量の確保と価格競争が厳しい白ごまや黒ごまに
関しては一国の産地だけでは諸般の事情で賄え切れないことがあります。
その場合は、産地の変更と複数のごまで対応する必要が生じます。
その時の表示の切り替えをどうするかなどの問題が多分に起きます。

・とにかく中国産でなければ良い。

数年前から中国は、
世界最大のごまの輸出国から世界最大の輸入国に転じています。
その数量は、日本の4倍約60万トンの輸入量になっています。
白ごまは、中南米、アフリカ、東南アジアが産地です。
逆に中国と日本がこの産地で日本と買い付け競争をしています。

表示がないのはおそらくすべて中国産と決め付けるのは早計です。
・国産のごまを増やして欲しい。

99.8%の輸入量の実態を考えてみてください。
日本の食料自給率は39%です。
ごまの自給率アップは至難の業です。
ごまは絶滅栽培種といっても過言ではありません。

ごまの栽培地のほとんどが発展途上国です。
ある面、国際協力にもなっています。

日本では買取価格の次第で農家の生産意欲が高まります。
ただし、高い価格で買い取ると店頭売価が上がります。

国産と輸入ごまが明確に分かれば、
国産ごまの価値と輸入ごまの価値を併せて
わかっていただける可能性があります。

最も大事なことは、
お客様がごまの実態を認識していただくことです。
そしてコーヒー豆のようにブレンドしたごまや産地ブランドを
評価していただける環境づくりが課題です。

本当においしいブランドごまは日本でなく海外にありです。

もちろん日本でも栽培が可能ですが、
味と品質と価格面では圧倒的にトルコ産に軍配が上がります。
これを言っても、国粋主義者の方にはかえって反発を買います。
だから小さな声でささやく程度にしています。

誤解のないように補足説明をさせていただきます。

金ごま本舗は世界の金ごま本舗を目指しています。
ですから、世界のごまを究め極めています。
もちろん、国産のごまの生産にも力を入れています。
金ごま本舗は、当社の親会社のある栃木県で、
金ごまの栽培地の開発や歴史的な商品開発にも取り組んでいます。
その内容も次回にご紹介をさせていただきたいと思います。

いつかきっとお客様のご理解を得られるときはきっとくる。

きっとくる、、、きっとくる、、、、、

 

 

トンネルの出口は必ずあることを信じて

ロング・ターム・グリード
辛抱強く、粘り強く!
明日が来ない今日はない
ロング・ターム・グリード
辛抱強く、粘り強く!

 

年末最後の顧問ごま談義です。
まだまだ語りたりません。第2弾、第3弾を続けたいと思います。
ここでいったんトイレ休憩を入れます。

申し訳ありません。
次の講義がいつ始まるかは未定です。
いったんクイズ入り口を開けごましてここで
クイズにご応募しておいてください。
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