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金ごま解体新書続編

初めての方は金ごま解体新書余談編からお読みください。

<<<金ごま本舗の金ごまの栄養学>>>

ごまは白ごま、黒ごま、金ごまの3種類

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

今度、クイズに出るかも知れません!

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

今一度、

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

はいこれで寝言でも言えるようになっています。

金ごま社長が勝手にごまに「金」をつけて「金ごま」と
言い始めているのだろうと思われている方もおられました。

金粉が入ってるの?
と聞かれるお客様もおられます。
(実際に金粉入りのごまも試作はしています)

金ごまは種皮の色が黒でもない、白でもない、、、
黄金色に輝くので“金ごま”といいます。

金ごまのいりごまに熱湯を加えるとフラボノイド系色素が
溶け出してまさしく黄金色のお茶になります。

それでは、他の白ごま、黒ごまと比較して
「金ごま」がごまの中でも一番といえるのでしょうか?

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

こんな説明では、
正直納得をしていだけません。

よく分かっております。 お客様!

金ごま社長は馬鹿ばっかり言っているようですが、
ちょっぴりアカデミックなところもあります。

ごま屋を始めて他社の商品もたくさん調査をさせてもらいました。

当時パッケージに栄養成分が表示されている商品もありました。
ところが、金ごまも黒ごまも白ごまも同じ分析値です。

産地が違う、品種も違うのになぜ分析値が同じだろうか?

とよく見ると「5訂増補食品標準成分表より」と
ただし書きが表記してあります。

5訂の標準成分表はどの品種を分析しているのだろうか?

どの品種も分析すると同じ数値がでるのだろうか?

<お断り>
「5訂増補食品標準成分表より」を否定している訳ではありません。
使い方に問題があるといわせてもらっています。

疑問の虫が出てきました。

昔、
サラリーマン時代食品会社の開発部に所属し、
健康食品の開発を手掛けたことがあります。

いわゆる健康食品が社会的にも問題になっていた時代です。

その頃は、大手の食品会社は積極的に
今のように大々的に健康食品は販売していませんでした。

当時
厚生省から、
健康食品の業界を健全な業界にするためには、
大手の食品会社が参入することがてっとり早い方法だと
「健康食品懇話会」という会合を立ち上げるよう
上場している食品会社の数十社に要請がありました。

私が在籍していた会社にも参加の要請があり、
開発部でぶらぶらしていた私に白羽の矢が当たりました。

何度か会合に出席しました。

その時に
何でも疑ってかかれ!
と参加されている先輩に言われました。

健康食品を売っている社長ががんで死んでいます。
自然食を販売している店主が
「無性に化学調味料(アミノ酸等)のたっぷり入った
カップラーメンを食べたくなる」ことがあるそうです。

建前と本音の世界です。

劇的効果が表れると薬です。

健康食品は効果があると売れなくなります。
病気や不調症状が治るとクスリは不要となります。
続けて飲むと逆にクスリはリスクです。

本来健康食品はリスクフリーです。
しかし、色んなトラブルが発生しました。
高価な商品もありました。

逆に“高価”でないと“効果”がないと
信じている消費者が一般的でした。

失礼な言い方ですが
日本の消費者ははっきり言って単純です。

テレビの健康番組で視聴者がいかにも納得するように
情報を単純化して番組を編集します。

視聴者は、その情報を鵜呑みにします。
テレビで言っているのは全て正しい!
と洗脳状態です。

テレビ放映の後に
スーパーの店頭から納豆が消えたり、
バナナが消えたことがありました。

あなたもバナナを消した張本人だったり?、、、、、、、、、

テレビで言っていたことを
ちょっとでも否定しようものなら、
逆に不信感を持たれてしまいます。

ごまにはカルシウムがたくさんあり、
なんと牛乳の約11倍もあります。

普通牛乳には110mg/100g
ごまは1200mg/100g
(最新版「日本食品成分表2010」参照)

健康食品として販売するなら、
たったの10gで牛乳の11倍のカルシウムが摂取できるんです!

ごまは一日10g!
ごまは一日20g!
と勧めする会社が多いと思います。

ところがどっこい! どっこいしょ!! です。

ダウト! ダウト! ダウト!

真実を語りましょう。

カルシウムは、
由来する食材の種類によって吸収率が違います。

牛乳(動物系)>ごまのカルシウム(植物系)
確かにデーターだけを見ると圧倒的に軍配はごまにあがります。

カルシウムの話の中に吸収率の記事があります。

もう一つの真実を語りましょう。

本当は語りたくない真実です。

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

このフレーズは頭へ完全にすりごまれていると思います。

正直なところ、カルシウムだけの話をすると

“金ごまが一番” は嘘になります。

今一度言い直すと、、、、、、、、、、、、、、

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまのカルシウム含有量は、白=黒>金、、、、、
カルシウムについては金がビリなんです!

残念ながら金ごまはポイントを失っています。

私が過去に聞いた話では、
日本よりヨーロッパの方が土壌に含まれるカルシウムが多いので、
農産物に含まれるカルシウムは日本より多いと聞いていました。

トルコで栽培されている金ごまのカルシウムは、
黒ごまや白ごまより圧倒的に多く含まれているだろうと
自信をもって食品分析センターに分析を依頼しました。

ところが、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

が~~~~~~~ん! 

673㎎しかない!

ありえない話だと、
日本分析センターにクレームを付けました。

分析センターも名誉にかけて、
それなら今一度カルシウムだけを分析してみましょう!

結果は、2回目もほとんで変わりません。

権威ある分析センター様です。
これ以上のいちゃもんをつけるのは紳士的ではありません。

商売上
金ごまはごまの中では一番カルシウムが少ないんです!

と言えないですよね。

いくらカルシウムがたくさんあっても、
ごまのカルシウムは吸収率が悪いんだぞ!

なんて言い訳はできません。

当社は、
あえてカルシウムのことはだんまりを続けることにしました。

しかしながら、
正直者は罪悪寒を覚えてしまいます。

その罪滅ぼしに開発したのが、
牛乳やヨーグルトに混ぜて食べる金ごまきな粉です。

さて、さて、告白と懺悔タイムから、
これからは汚名挽回タイムとさせていただきます。

オリンピックは、金、銀、銅、
ごまは、白、黒、金、、、、、
いずれも金が一番です!

やっぱり 金ごまです。

やっぱ金ごまは金ごま本舗の金ごまです。

ごまは産地があり、
品種が違うと味も栄養価も原料価格も違う。

品質にはランクがあるのに販売価格に反映されていないのが現実。

金ごまを扱い始めて初めて分かった七不思議。

一. 産地表示がないのが国産品と信じて疑わない消費者。
二. 99%以上輸入品されていることを信じない消費者。
三. 金ごま(トルコ産)と表示すると買わなくなった消費者。
四. 国産品のごまが絶対的においしくて安全だと信じている消費者。
五. 原産地によって味や原料価格が違うことを知らない消費者。
六. 焙煎方法やすり加減で大きく香味に違が出ることを知らない消費者。
七. ごまは体に良いというが、科学的に何が良いとは言えない消費者。

ごまは品種ごと、産地によって栄養成分が違うはず!

「じっぱ‐ひとからげ(十把一絡げ)」で
「5訂増補食品標準成分表より」なんて表記をするのは、
消費者をバカにした話です。

とことん金ごま本舗の金ごま社長です。
お金もないのに栄養分析をすることにしました。

コツコツコツコツ、
当社のほとんど商品は分析をしています。
商品一覧のアイテムをクリックすると商品詳細のページが出ます。

さらに商品詳細ページの栄養成分分析成績表を
クリックすると日本食品分析センターで分析した成績書を
ご覧いただけます。

当社の金ごまを分析して10g当りでまとめた数字が
下記のとおりです。

栄養成分情報(10g当たり)

<栄養素>
エネルギー66.2kcal、たんぱく質1.73g、脂質6.08g、
糖質0.57g、食物繊維1.13g、ナトリウム0.13㎎、
灰分0.41g、水分0.08g

<ミネラル類>
鉄0.531mg、カルシウム67.3mg、
マグネシウム31.1㎎、リン62.9㎎、カリウム45.9mg、
亜鉛0.529㎎、セレン0.7μg

今後はビタミン類の分析もする予定です。

はい、そうです。 ごもっともです。

3種類のごまの特徴をまとめていますので、
こちらをご覧ください。
白ごま、黒ごま、金ごまの種子別成分比較

特にごまの代表する栄養成分はごま油です。

ごま油の量と質でごまの良し悪しが決まります。

さらに付け加えると
金ごまに含まれる色素フラボノイド系が他にないことです。

ちょっと一息入れます!

え!?

もう続けなくてもいい!

はい、わかりました。
それではここで今日の講義を終わります。

続いて、
今月中のは、完結編を書く予定です。

完結篇は
「ごま油の素晴らしい脂肪酸組成について」
の講義予告をしておきます。

いつものとおりクイズの応募は忘れずに!

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※最近では、
金ごまに関しては「原産地表示」をする会社出てきました。

「五訂表示」をしないで自社調査という表現で栄養成分を
表示している会社も出てきました。